日々精進

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超発想法1

「超」発想法 (講談社文庫)

「超」発想法 (講談社文庫)

オススメ度★★★☆☆
本書の長所は以下。
・発想法の原則論を書いており、それが自分の経験から納得できる
・随所にまとめがあり、結論を把握しやすい
短所は以下。
・モデルの話や教育論の話が出てきたりとか発想法に関係が薄いと思われる部分がある
・具体例が多く、読むのに時間がかかる
まとめの部分だけを拾い読みしていけば1時間もかからず読めるし、内容は大体まともだと感じるので発想法の基本を知りたい人にはお勧めできる本。
但し、基本的なことばかりなので既に発想法の本を5冊以上読んでいるという人には物足りないだろう。
以下まとめ


○アイデアを得るまでの流れ
1.新しい発想を得たいという気持ちを強く持つ
これには一般的なモチベーションマネジメントの手法が役に立つ。周りに宣言する、そうせざるを得ない状況に自分を追い込む、ロールモデルを見る等。
2.発想に必要な情報を頭に詰め込む
3.発想しやすい環境を整える
4.頭の中でアイデアを組み替える
新しいアイデアは既存のアイデアの新しい組み合わせである
5.アイデアの素を寝かせる
6.偶然の出来事から着想を得てアイデアが具現化する
○有用なアイデアを選ぶ方法
・直感で有用なアイデアを選び出す
・選ぶ基準は美しさ
・美しさを判別する能力は成功体験によって磨かれる
○考え続けることでアイデアに必要な情報がどんどん入ってくるようになる
○ある要素を逆にしてみる
○テストのように解法を覚えて適用することで新しいアイデアが生まれる
○まず古いアイデアを使って今ある問題を解いてみる
○状況が変化して今までのアイデアが通用しなくなったら、なるべく小さい変化をアイデアに加えて今の状況に適合させる