おもしろくてためになる。
- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/23
- メディア: コミック
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いまさらながらドラゴン桜を一気読み。
これが予想以上に面白かった。
作中に出ている学習方法も使えそうなものがいくつかあった。
例えば
・メモリーツリー
マインドマップと同じものだけど、違う名前を使ってるのは商標権の都合かな?マインドマップは良いノート術だと思うのでおすすめ。
・追い読み
英語学習ではシャドーイングとして知られる学習法。確か野口悠紀雄氏も著書「超勉強法」の中で薦めていた。
・イメージと関連付けで記憶を強化する
より具体的に、より変なイメージを思い描くと記憶が定着しやすい。記憶術の基本は想像力・関連付け・ストーリー。
などなど。
総じて良かったが、残念な点は以下。
・作画レベル
絵は決してうまいとは言えない。
・先生同士での議論
桜木先生とその他の先生の間で意見が対立し、議論になることが度々あったが、その際の議論の展開が稚拙。
極端な事例を一つ挙げての反論、過剰な一般化、データに基づかない意見などが多かった。
・登場人物の不可解な行動
西崎が水野と大沢の関係を学校関係者に告げ口するなど、動機が理解できない行動があった。
・回収していない伏線
伏線なのかどうかもわからないが、講師陣の中で英語担当の川口のみが学校を離れることになり、受験結果が出る前に龍山高校を去った。その後の登場も無し。なぜ?
全体的には面白くてためになる。良い漫画だと思います。