日々精進

新しく学んだことを書き留めていきます

オブジェクト指向のこころ6

パターンを用いた設計手順
1.問題領域への理解を深めると同時に解決すべき問題点(分岐が多いとか、既存のプログラムを利用しないといけないとか)を識別する。
2.必要なクラスを洗い出す。洗い出し方は本の中では明確に解説さてはいないが、見たところ名詞抽出法を使っているようだ。
3.必要なパターンを洗い出す。問題点を解決するパターンを選んでいく。例えば、分岐が多ければStrategyパターンを使うとか、既存のプログラムを利用する必要があるならAdaptorパターンを使うとか。
4.パターン同士の関係を識別する。パターンの親子関係を見つけることが重要。
5.パターン同士を組み合わせてクラス図を作成する。


機能を単純にしたものの設計を考え、徐々に機能を追加していく。例えば、「生命保険の保険料を計算する」という機能なら「20歳の健康な男子」が加入者の場合の計算ロジックを設計し、その後ほかの年齢の場合や女性の場合のロジックを設計していく。


設計手順まとめ
1問題領域全体の概念を理解し、目標を定める
2全体にあるパターンを洗い出す
3親パターンから作り始める
4子パターンを作り、新たなパターンを洗い出す
上記を繰り返す