昨日のつづき。
ではどうすれば助けてもらえるのか。
どんな状況なら人は手助けをするかを調べる実験が既に行われています。
フロリダで行われた4つの実験では、補修係が事故に遭う場面をしつらえました。彼が傷ついて助けを求めていることが明らかだった2つの実験では、補修係を助けるためには、もしかすると危険かも知れない電気コードに触れなければならなかったのですが、それでも被災者が援助を受けた割合は90%を超えました。加えて、目撃者が事故を一人で観察していようともグループで観察していようとも、援助を受ける割合は同じように極端に高かかったのです。
人は緊急事態だということを確信すれば危険を厭わず手助けするのです。
つまり緊急事態に陥った時にするべきことは周囲の人の不確かさを取り除くことです。
その具体的な方法は以下の通りです。
1.はっきりと助けを求める。「助けてください!」と叫ぶ。
2.たくさん人がいても、その中から一人だけを選ぶ。どうすればいいかを指示する。「あなた、そう、そこの青いTシャツを着ている人です。助けてください。救急車を呼んでください。」という風に。
これを知っていれば緊急事態に陥った時に助かる確率がずっと上がるでしょう。是非覚えてください。
もちろん、この知識が役に立つ日が来ないことを祈りますが。。